相模川ふれあい科学館アクアリウムさがみはらで8月26日、国の天然記念物「ミヤコタナゴ」をテーマとするサイエンスカフェが開かれた。今回が2回目の開催。
当日は、ミヤコタナゴの継代繁殖や自然水域での復元研究などを行う「県水産技術センター内水面試験場」の吉田健一氏が登壇。人工受精の方法や野生での復元の課題など、その取組みについて棒グラフや写真を用いてわかりやすく解説した。参加者には親子連れが多く見られ「他に絶滅しそうな魚は?」「絶滅危惧種と外来種はどんな関係があるの?」など、子どもたちも興味津々。頷きながらメモをとったり、資料を写真に収めたりと熱心に耳を傾ける姿が見受けられた。
厚木市から参加した益子英麗くん(12)は、「ミヤコタナゴについて知らなかったけど、絶滅危惧種の魚への取組みがすごいなと思った」と興味深そうに話した。
同館では、9月中旬ごろまでミヤコタナゴの研究成果を「ミニ企画展示」コーナーにて展覧している。
詳細・問合せは同館【電話】042・762・2110へ。