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被災地の保護犬、里親募集 麻布大 学生有志が訓練

社会

公開:2017年9月28日

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甘えん坊の保護犬ハリーと戯れる学生(上)元気で遊び好きな保護犬・むぎちゃん(下)
甘えん坊の保護犬ハリーと戯れる学生(上)元気で遊び好きな保護犬・むぎちゃん(下)

 麻布大学(浅利昌男学長)では現在、今年4月に福島県から引き取り、トレーニングを行ってきた保護犬4頭の里親を募集している。

 同大では東日本大震災以来、学生が被災地で保護された犬を引き取る支援活動を毎年続けている。今年は4月に福島県の動物愛護センターや大学病院で保護された4頭を引き取り、人間との生活に再び順応できるようトレーニングを行ってきた。担当する茂木一孝准教授は「震災から7年が経過しても福島県いわき市などでは依然仮設住宅も多く、まだまだ助けが必要な動物が多い」と現状を話す。

 引き取った犬の世話を実際に行ってきたのは、実習授業に自ら手を挙げた23人の学生。朝・昼・晩、土日や夏休みも返上し約5カ月間、一度失った人間との信頼関係を犬たちが取り戻すことができるように、心のケアやしつけなどに取り組んできた。活動に参加した学生の一人は「最初は家庭の温かさを知らず、コミュニケーションが上手く取れない犬もいました。でも時間をかけてしっかりと向き合ってあげることで、少しずつ変わってくる犬が多い」と話す。

 今年の保護犬4頭の内の1頭であるハリー(ミニチュアダックス)のトレーニングを担当したのは、同大の蒔田香織さん、都田真由子さん(ともに3年生)。「ハリーは引き取った当初、顔に表情が少なくて人にも犬にも興味がないように感じました」と話す。しかし、トレーニングを終えた現在は「4頭の中で一番の甘えん坊です。たくさん遊んでくれる優しい飼主さんに見つけて欲しい」と呼びかける。茂木准教授は「トレーニングを行う過程を見ているのがこの活動の喜びのひとつ。犬の変化に合わせ、学生も変わっていく」と保護犬、学生両者の成長を温かく見守っている。

 里親の申し出や詳細は「麻布 保護犬」でホームページにアクセスまたは、麻布大学伴侶動物学研究室【FAX】042・850・2513か【メール】azabutraining@gmail.comへ。

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