神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

区内2番目の高齢者 清水 キヌさん 南区当麻在住 106歳

公開:2011年2月24日

  • LINE
  • hatena

”超”長寿の秘訣「くよくよしないよ」

 ○…100歳で足腰は弱ったものの、生まれてこの方入院したことがないという。おかゆは嫌いで、今も炊いたご飯に刺身、イモ類などの繊維質や、しっかり噛める昔ながらの和食が好き。血液検査は何と今でも”オール良”だそう。朝一杯の水と『くよくよしないこと』も長生きの秘訣だ。「意地悪なことはやったことも、されたこともないんだからね」と胸を張る。

 ○…中央区田名の出身。実家も嫁ぎ先も農家、昭和初期にこの地へ。夫と共に農業に勤しみながら、7人の子どもを育て上げた。稲作と養蚕・機織り。夫は土地の名産であった「ごぼう」の生産にも尽力した。ちなみに誕生日は昭和天皇と同じで(3歳下)、ご主人は昭和天皇と同い年だったそう(30年以上前に他界)。

 ○…人生で一番驚いたのは、関東大震災。井戸の水を汲んでいた時だった。幸い、火災は免れたが、ガクンと落ちるような縦揺れに、「つるべを落として逃げた」と88年経っても記憶は鮮やか。現在は長男の義文・洋子さん一家と暮らす。「とにかく働き者だった」と彼女に敬意を示す。そんな洋子さんは「(近所の人などが)お嫁さんを悪く言うと、その家の姑さんを怒っていた。私もよくかばってもらいました」。介護を引き受ける彼女には、一日の終わりに「今日もごくろうさま。ありがとうございます」と挨拶を欠かさない。

 ○…90代は編み物やジグソーパズルも趣味だった。孫からプレゼントされた1000ピースを1ヵ月で完成させていた。洋子さんが編んでくれたという羽織りものは寒い日の必需品。大事に毎日着ている。近所では、ゲートボールを楽しんでいた当麻山公園がお気に入りの場所。孫11人、ひ孫5人、昨年には1人目の玄孫が誕生した。祖母思いの孫が多く、「育ててもらった記憶があるのでは」と洋子さん。現在の夢は?とたずねると、「大きくなったひ孫を見ることだね」とにっこり微笑んでくれた。
 

さがみはら南区版の人物風土記最新6

東 正充(あずま まさみ)さん

相模原商工会議所青年部(相模原YEG)の第28代会長に就任した

東 正充(あずま まさみ)さん

南区在住 42歳

4月25日

高柳 和富さん

自宅で「レコードを聴いて音楽を楽しもう」を開催する

高柳 和富さん

相模台在住 65歳

4月18日

黒沢 愼五さん

さがみはら介護支援専門員の会の代表を務める

黒沢 愼五さん

相模原市勤務 43歳

4月11日

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

若手落語家として活躍する

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

相模原市在住 30歳

4月4日

小池 優華さん

第77回全日本学生音楽コンクール全国大会フルート部門で第1位に輝いた

小池 優華さん

南区在住 16歳

3月28日

中本 茂美さん

ソレイユさがみで「お父さんのための読み聞かせ講座」の講師を務める

中本 茂美さん

松が枝町在住 72歳

3月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

  • 12月1日0:00更新

さがみはら南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook