市内17農家 熟成「黒にんにく」を名産に モナの丘(南区下溝)で加工 8月販売へ現在調整中
栄養価の高い加工食品「黒にんにく」を市内でも生産しようと、地元農家17軒が手を組み、商品化へ向け活動をはじめた。集まりの中心となり、舵を取る『モナの丘』(南区下溝)代表の桑田俊夫さんは「絶対成功させて、相模原の名産にしたい」と意気込んでいる。
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17軒の集まり「相模原にんにくクラブ」(松本茂代表)では夏の商品化に向け、現在、試行錯誤を繰り返している。加工場は農業レストラン『モナの丘』。改造した専用機械の中で、熱と湿度を加え、じっくり熟成させる。調味料は一切使わない。約30日経つと、にんにくは黒く変色し、香ばしさが数倍に。柔らかく、濃密な固まりとなり、フルーツ感覚で口に運べるようになる。
現在この「黒にんにく」は青森県と三重県を中心に生産されているそう。ポリフェノールなどの栄養価が高く、通信販売で人気を呼んでいる。桑田さんは韓国からレシピを学び、相模女子大学の監修を受けながら、日夜、研究を続ける。「第六次産業(農業生産物を加工して、販売)をしなくては、農家は残っていけないよ」。6、7月ににんにくを収穫し、8月には販売を開始する計画だ。
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