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三栄ハウス "絆"パワーで急ピッチ 「月末まで」に30戸 被災地に応急住宅  協会からの要請受け

公開:2011年5月19日

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福島まで車で片道5時間。スタッフは入れ代わり立ち代わりで現地に張り付く。「一日でも早く完成するよう、一丸となって頑張ります」(中島社長)
福島まで車で片道5時間。スタッフは入れ代わり立ち代わりで現地に張り付く。「一日でも早く完成するよう、一丸となって頑張ります」(中島社長)

 相模大野のハウスメーカー『三栄ハウス株式会社』(南区相模大野/中島信義代表取締役社長)では先月末から、東日本大震災被災者のための応急仮設住宅を、福島県会津美里町に建設している。

―・―・―・―・―・―・

 この支援活動は、同社が加盟している(社)日本木造住宅産業協会(476社)から依頼を受けてのもの。要請が来た3月14日、早速、社内で”絆プロジェクト”なる派遣チームが発足。以後、何度も現地へ足を運び準備を行ってきた。建設場所の決定が予定より遅くなり、先月13日、ようやく着工のGOサインが。翌14日には現地調査を実施。そして28日、地縄が張られ、建設がスタートした。

 現地では同じく協会会員の2社と共に作業を進行中。今月末までに9坪タイプの住宅合計250戸の完成をめざす(同社は30戸を担当)。当初40日の工期があったが、諸々の事情で25日に短縮。中島社長自らも現地に入り指揮をとるなど、同社スタッフ5名、現地作業員約30名(最大時50名程度)が連日、汗を流している。なお、同社では現地での作業に、気心知れた市内の協力業者ではなく、あえて地元の職人を優先的に採用。雇用の面でも被災地のサポートを心がけた。

とにかく早く

 仮設住宅の建設は他のエリアでも、着々と進んでいる。”仮設”となると一般的にプレハブ建築だが、同社のグループの住宅は”木造協会”会員によるものだけあって、木で造られている。断熱材、二重ガラスも取り入れた寒冷地仕様に。利用するのは避難生活をしている福島県楢葉町の町民ら。ここで2年間を過ごす予定だ。

 実は父親の故郷が福島県という中島社長。「ご先祖様に呼ばれたのかな。被災者の方は今も体育館で暮らしている。とにかく急いで作業を進めます」と話していた。
 

30日の杭打ちには地元の町長らも訪れた(左から2、3番目)
30日の杭打ちには地元の町長らも訪れた(左から2、3番目)

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