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"相女生"大船渡で支援 炊き出しフルコース+紙芝居

公開:2011年6月30日

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現地の避難所のひとつ「赤崎漁民センター」では住居スペースを訪問し、被災者と直接交流も行った。
現地の避難所のひとつ「赤崎漁民センター」では住居スペースを訪問し、被災者と直接交流も行った。

 南区文京の相模女子大学学芸学部子ども教育学科の学生34人が11日、大船渡市で、炊き出しや被災者との交流などの支援活動を行った。この活動は、同大学内にある、発達障がい児の親子のための施設「子育て支援センター」で、ボランティアを行う学生たちによって実施された。「温かい食べ物とともに、被災した子どもたちを、紙芝居や手遊びなどで楽しませたい」と、交通費と食材提供費として1人1万円を自己負担し、授業終了後、夜行バスで現地に赴いた。

 炊き出しは市内2カ所の避難所で実施、全部で約250食を提供した。現地のリクエストをもとに、野菜ジュースを使った”洋風豚汁”や野菜サラダからデザートまでの”フルコース”。栄養バランスを考え、コロッケなどはその場で揚げたてを配った。なかには、相模原市内に工場を構える食品加工業者「利恵産業(株)」(本社/東京・世田谷区)などから無償提供されたものも。いずれの避難所でも、いわゆる”フルコース”での炊き出しは初めてだったようで、「白玉あずきミルク」やキウイなどのデザート・果物は、瞬く間になくなる人気ぶりだった。加えて、紙芝居や童謡、手遊びなどを避難所で披露したところ、高齢者からも「こんなに笑ったのは震災以降初めて」と喜ばれたそうだ。

 「今後は避難所だけでなく、仮設住宅に移った方も支援する取組みを考えたい」と同大学。参加した学生からは「現地を訪問し、復興には時間が必要と実感した。こちらでできる募金・節電などを含め、息の長い支援を続けていきたい」との声が挙がった。
 

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