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高校野球県予選 いざ連覇へ!春の王者"相模"に聞く 監督インタビュー「投打ともに課題。ここから昇っていく」

公開:2011年6月30日

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市内クラブ出身の田中俊太選手にも注目
市内クラブ出身の田中俊太選手にも注目

 昨年の夏、40年ぶりの甲子園決勝進出を果たし、今春の選抜では実に11年ぶりの全国制覇を成し遂げた東海大付属相模高校(南区相南)。来月10日にはいよいよ夏への切符を賭けた第93回全国高等学校野球選手権神奈川大会(主催/県高野連・朝日新聞社)が開幕する。県内では前人未到となる4季連続甲子園出場を目指す同校野球部を取材した。

 真夏日となった25日。相模ナインは一昨年夏の覇者・中京大中京(愛知県)と東の名門・帝京(東東京)を迎え、同校グラウンドでダブルヘッダーの練習試合に臨んだ。午前中の中京大中京戦では、自慢の猛打が爆発。打ち合いの末9対7で競り勝ち、選手には時折笑顔も見えた。しかし試合後、門馬敬治監督は休む間もなく、室内練習場で選手に檄を飛ばした。3週間弱に迫った県予選を前に、「チームの状態は最悪。どん底まできたのだから、ここからは昇っていくしかない」と厳しい口調。春の全国制覇後、チームは春季県大会4回戦敗退、関東大会初戦負けと波に乗れず、選抜で安打記録を更新した強力打線も沈みがち。「精神的な部分が大きいのでは」と分析する。

横浜と同ブロック

 昨夏、チームには絶対的エース・一二三慎太投手(現阪神)がいた。門馬監督は「今年はそういう選手がいない分、チームの連携や投打のバランスが鍵を握る」と話す。県予選では強豪・横浜と同じブロックに入り、仮に両校が順当に勝ちあがれば、サーティーフォー相模原球場での5回戦で激突する。「どこのチームに対しても同じくらい意識している。自分たちの野球をすることが一番大事」と門馬監督。「残りの期間でどれだけ準備できるか」と春の王者からも余裕は感じられない。

 市内の硬式野球チーム「相模原ホワイトイーグルス」(現相模ホワイトボーイズ)出身で3番セカンドの田中俊太選手(3年)は県予選に闘志を燃やす。「今のチーム状態はいい時の60%くらい。もっと選手一人ひとりが考えて、ひとつにならなければ」。朝から晩まで練習に明け暮れ、顔は日焼けで真っ黒。「自分にとっては最後の夏。悔いを残さないよう全力で、何が何でも春夏連覇を果たしたい」。相模の戦いは来月14日、保土ヶ谷球場からスタートする。
 

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