"ママら結束" 放射能から『まもりたい』 子どもへの低線量被ばく 21日に「講演」上映会
放射能汚染の現実を伝えようと、”子連れママ”たちが中心となり今月21日(日)、東林公民館(南区相南)で『いま子どもたちを守るために知っておきたいこと』と題した、講演の上映会を開催する。企画をしたのは東林間在住の主婦ら5名。このほど放射能対策団体『こどもまもりたい』を結成し、ブログ、ツイッターなどで、子どもを持つ主婦らに参加を呼びかけている。
メンバーの一人である橋本良子さん(東林間)は2歳児のママ。「原発、放射能のことなど、考えていても仕方がない。行動しないと」。先月、知人の伝(つて)をたどり、NPO法人チェルノブイリへのかけはし代表・野呂美加さんの講演会「ベラルーシの子どもたちが伝える低線量被曝(ひばく)の姿」を同公民館で主催(=写真)。市内外から定員を超える応募があり、子どもを持つ親の放射能汚染への関心の高さを知った。
今回の上映会は、その講演会の模様を流すほか、放射能についての勉強会も企画している。「チェルノブイリでは20年以上経った今でも苦しんでいる人がいる。対策はないのかもしれませんが、みんなが『つながる』ことで何かできるはず」と橋本さん。上映会は10時半から(参加費500円)、勉強会は13時半から(300円)。託児あり。参加希望の方は直接橋本さんへメールを(【メール】hanaryo.hashi@docomo.ne.jp)。なお、橋本さんらは近隣の公園などの放射能を測定する活動も行っている。
野呂美加さんは1992年から知人と、チェルノブイリの児童を日本で保養させる活動を開始。19年間で648人を招待した。05年には国際交流基金から「地球市民賞」を受賞している。
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