庁舎倒壊時は"臨時署"に 相模女子大学 南警察と協定
もし震災で警察署が倒壊したら、大学の校舎が臨時署に―。相模原南警察署(南区古淵/中島輝明署長)と相模女子大学(南区文京/大塚光子理事長)がこのほど、代替施設等使用に関する協定を締結した。
これは、今後、地震やその他の大規模災害等の発生により、南署が使用不能となった場合、同大学を代替施設として使用するというもので、こうした協定は市内初となる。
南署の庁舎は今年で築38年。耐震基準改正前の建物であるため、以前から災害対策を検討していたが、具体化には至らなかった。だが、昨年3月の東日本大震災では、倒壊こそ免れたものの、庁舎内外に亀裂が生じるなど、老朽化の兆候が見られた。また、関東周辺を震源とする首都圏直下型地震が発生する可能性などにも背中を押され、同大学へ協力を要請することに。
万が一の際、”臨時署”となるのは、大学構内の7号館(=写真)。鉄筋鉄骨コンクリートの3階建て・3500平方メートルの全16室で、通常は講義などに使用されている。大塚理事長は「このような協定を地域連携のために結べたことは有意義」と南署への協力を示している。
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