市政に携わった、45年を称えて―。相模原市議会議員の溝渕誠之(みぞふちせいし)氏(=写真、88/南区相模台)がこのほど、全国市議会議長会から表彰状を贈呈された。これは、45年間の長きにわたって市政の発展に尽力した功績に対して贈られたもの。この度、同様の理由で表彰を受けた議員は全国で4人。
同会は全国810の市・区(東京都)の議会を運営する議長からなる連合組織。先月末に、定期総会が東京・渋谷で開催され、相模原市からは中村昌治議長が出席。中村氏が溝渕市議の表彰状を代わりに受け取り、後日それを手渡した。
溝渕市議の初めての出馬は1967年。当時、市議は相模大野駅前にある書店の店主だった。「その時は精々(せいぜい)3期ぐらいのつもりだったよ」と、笑顔で懐古する。
気がつけば、全国にある20の政令指定都市の中では最年長・最長任期を務めるまでとなった溝渕市議。自身が創設した幼稚園では、「えんちょーせんせー」と園児から親われる存在だ。「これからも教育者・経営者としての視点を、市政に反映させたい」。”長老”の相模原への思いは、これからも衰えることはなさそうだ。
なお今回、折笠峰夫、久保田義則、佐藤賢司(それぞれ議員25年)、栗原大(ゆたか)(15年)の各市議も、同会から表彰を受けている。