南区麻溝台の日蓮宗・源悟山顕正寺(げんごさんけんしょうじ)ではこのほど、毎年恒例の法会「お会式(えしき)」が開催され、当日は檀家をはじめ多くの近隣住民が境内を訪れた=写真。
宗派では日蓮上人の命日である10月13日前後に、開祖を偲ぶため、全国各地で実施されるこの行事。供養といっても、”賑やかに”行うのが同寺院のならわし。当日は朝9時から、檀家による読経で一日がスタート。大きなまといを振り乱すパフォーマンスや、蝋燭(ろうそく)を使った苦行で魔を払う儀式などが随時行われ、今年も夜9時まで、12時間に及ぶ法要が続けられた。境内には模擬店が立ち並び、「おめでとうございます」と、参拝者は互いに声を掛け合っていた。