南区相南在住の、県職員・白崎裕人(しらさきゆうと)さん(本名/裕義(ひろよし)、52)=今号人物風土記で紹介=作・絵の児童書『でこぼこイレブン チームでいこうよ!』(講談社)が今月17日から、全国の書店で発売されている(定価1575円)。この作品で、白崎さんは絵本作家デビューを果たした。
これまでアマチュアとして油絵などに、親しんでいた白崎さん。県内の高校などで勤務する傍ら、創作を続け、各種コンクールへの応募を繰り返していた。
そんな中、昨年4月、イラストの通信講座などを開設している「(株)講談社フェーマススクールズ」(東京都文京区)が募集した、創作絵本のコンテストで自身初となるグランプリ(最優秀賞)を受賞。今回、受賞作となった原案をもとに、半年以上かけて絵本作りに励み、発表の運びとなった。
同書に登場する主人公・チコ=絵本中央=はサッカーが好きな女の子(子犬)。町一番の強豪クラブからは入団を断られ、自らチームを作ることに。集まったのは、ねずみ、キリン、ゴリラなどバラエティ豊かなメンバーたち。彼女らは知恵を絞りながら、一致団結してチコの入団を断ったチームと戦う。「バレーボールにしろ昔は、パワーはないけどチーム力で強かった日本があった。かつては職場も今より、団結していた印象があります。チームワークの大切さを表現しました」と、白崎さんは話している。
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