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女性3人による邦楽ユニット「あさきゆめみし」のメンバー 坪井 智子さん 南区鵜野森在住

公開:2013年2月28日

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雛祭り 琴が誘(いざな)う 浅き夢

 ◯…日本人ならきっと誰もが和(なご)むこの音色。優雅な調べは「春」が一番よく似合う。結成10年を迎えた3人組ユニットで生田流箏曲(そうきょく)を担当する。「邦楽というと堅いイメージがあるかもしれません。気軽に夢見心地な感じで聞いてもらえたら」。ステージには金屏風などで装飾もせず、あえて立って演奏する。「眠ってしまってもいいんですよ」。

 ◯…三重県津市の出身。母親の琴をおもちゃとして親しみ、1歳の頃からボールのように触って楽しんでいた。3歳にして発表会の舞台へ。高1のとき、オーストラリアで演奏する機会があり、その経験から”音楽の道”を決意した。東京藝術大学を卒業後、結婚を機に相模原へ。そこに「在住」の2人が待っていた。「邦楽科は1学年で30人強。琴、尺八は10人程度。そのうちの3人が相模原に集まるなんて」。早速グループを結成。同級生なので技術レベルは同じよう。今まで喧嘩は一度もない。それぞれがそれぞれをリスペクトする。

 ◯…4人の子どものママでもある。「大変と言われますが、楽しいものです」。子どもたちを寝付かせてから、音をしぼりにしぼって琴の練習。子育て+音楽活動のバイタリティは計り知れない。現在次男、長女が通う幼稚園で毎年、演奏会を開いている。さんぽ(トトロのテーマ)を弾くと、いつも大合唱に。近隣の小学校で披露することもあり、鵜野森地区では、琴がとても身近なものになっているようだ。「この近くの方は地元愛が強い。お祭りもとても熱くてエネルギッシュ」。昨年制作した楽曲「SAGAMI」は、近所の日枝(ひえ)神社の夏祭りがモチーフになっている。

 ◯…3人姉妹の次女。実家には7段の立派な雛人形が飾られていた。「4日の朝、起きると必ず裏返しになっていました」。父親の努力の甲斐あって?姉妹全員、嫁いでいる。次の公演はひなまつり当日。”3人のお雛様”が心地よい調べで、浅い夢をみさせてくれるはずだ。
 

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