相模川沿いに敷き詰められたピンクの絨毯(じゅうたん)―。約1400mと日本一の長さを誇る、新磯河川敷の芝ざくらが見頃を迎えている。今年も新磯地区の老人会・自治会のメンバーらが、丹精を込めて育て上げた一株一株が見事な花を咲かせた。
新磯地区内の新戸(しんど)・下磯部(しもいそべ)の人たちが栽培している、この芝ざくら。およそ10年前から河川敷の斜面に植え始められ、だんだんとその面積を増やしてきた。
会員らの継続した活動と周囲の協力のおかげで、認知度が高まっていくのに比例し、維持管理も年々容易ではなくなっていった。多いときで週に2回、メンバーらは、年間を通して除草作業を行っている。「それでもなかなか追いつかなくって」と、地元の男性。新戸エリアでは一時期、30人を超す植栽担当がいたが、高齢化の影響などもあり今では半分に。平均年齢は70歳を超えているという。
それでも日々、会員らが愛情を注ぎ続けた甲斐あり、今年も斜面一面にピンクの絨毯が登場した。南区新戸・磯部地先の河川敷では4月21日(日)まで、「相模川芝ざくらまつり」と称され、開花が祝われている(主催/同実行委員会)。期間中は、土日を中心に、模擬店などが出店する。問市コールセンター【電話】042・770・7777
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