神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

希少種カワラノギク 街ぐるみで保護を 守る会 6月8日にイベント

公開:2013年5月23日

  • LINE
  • hatena
可憐な花を咲かせるカワラノギク
可憐な花を咲かせるカワラノギク

 国の絶滅危惧種に指定される野菊の一種・カワラノギクを保全する「カワラノギクを守る会」(長谷川兌会長)とNPO法人さがみはら市民会議(水澤弘子理事)は6月と10月、花の自生地である神沢河原と湘南小学校東側の河原(緑区大島・小倉)で一般参加のイベントを実施する。全国の希少生物の保護活動を支援し、住民に参加を促す「SAVE JAPANプログラム」の一環。多くの人に活動を周知し、若者の担い手を増やす契機にしたい考えだ。

 SAVE JAPANプロジェクトは、(株)損害保険ジャパンの寄付を受け、一昨年スタートした。企業とNPO支援団体、環境団体が協働し、希少生物保全のための一般参加イベントを企画。生物多様性や生き物が住みよい環境づくりを推進する。

 今回の実施団体は、県の窓口である藤沢市市民活動推進連絡会の打診を受け、相模原のNPO団体を支援するさがみはら市民会議の提案によって選ばれた。県内唯一のプログラム。

高齢化で会員減

 カワラノギクを守る会は1997年に設立された。絶滅は時間の問題と言われた同種を約15年にわたる地道な活動で増やし、相模川沿いの他地域にまで広げた。加えて、湘南小学校の児童も巻き込み、授業の一環として保全活動を行っている。しかし、当初60人以上いた会員は高齢化が進み、現在は35人に減少。人の手がないと生き続けられない同種を守るためにも、今後若い担い手が必要という。

 イベントは6月と10月の2回実施される。第1回は自生地を訪れ、見学と除草作業を実施。同会の活動についてビデオ上映も行う。2回目はカワラノギクが一面に咲く10月、花見会を開催する。「多くの人に参加してもらい、会員が増えるきっかけになれば」と長谷川会長は期待を寄せている。

【第1回活動】6月8日(土)午前10時半〜午後3時、場所は神沢河原と湘南小学校東側の河原。橋本駅南口の相原高校横に集合、送迎バスあり。詳細はHP(http://savejapan-pj.net/sj2013/kanagawa02/event/part1.html)。問い合わせは、【携帯電話】090・2430・8506長谷川さんへ。
 

さがみはら南区版のトップニュース最新6

市内全区で上昇率拡大

地価公示

市内全区で上昇率拡大

リニアと駅近で住宅需要増

4月18日

介護者居場所に自宅開放

相模台モンステラ

介護者居場所に自宅開放

県から表彰

4月18日

「ある」県内5自治体

災害時トイレ「独自指針」

「ある」県内5自治体

本紙が33市町村に調査相模原市は国基準で備蓄

4月11日

命名権の制限数を廃止

相模原市

命名権の制限数を廃止

財源確保へ1社多数も

4月11日

不便地域で乗合実験

県タクシー協相模原地区会

不便地域で乗合実験

市と協定、5月から

4月4日

登録数1,000件突破

さがみはらSDGsパートナー

登録数1,000件突破

企業や団体同士の連携も

4月4日

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

  • 12月1日0:00更新

さがみはら南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook