大野小100周年ソングを披露
今年秋に創立100周年をむかえる市立大野小学校(南区古淵)で11日、相南在住の作詞家・織江(おりえ)りょうさん=円写真を招いて記念テーマソングの披露が行われた。
このテーマソング「みんな ひとつの」は同校児童の思いを元に、織江さんが作詞を手がけたもの。同校が掲げる「やさしい学校づくり」に即した内容で、作曲は若松歓(かん)さんが行った。
当日は全校児童708人が体育館に集まるなか、織江さんが壇上から子どもたちに制作の意図、曲に込めたメッセージなどを話した。「同じ地球に生まれ、一緒に生きていることの素晴らしさを感じてもらいたい」
そして児童は練習してきたテーマソングを合唱。「子どもの声は素晴らしい。心の中でウルウルしていました」と織江さんは喜んでいた。
同校では2012年度から、「100周年にテーマソングを作ろう」と準備を進めてきた。今年3月、織江さんに作詞を依頼。織江さんの妻が同校の職員であることという縁があった。そして、織江さんの伝手(つて)で作曲は若松さんに打診。「特定の学校の作品は作らない」とのことだったが、学校側の熱意が通じ、制作してもらうことに。4月中旬には完成した楽譜が学校に届いた。
「一緒になって歌える曲。平面的でない。思想が入ったメッセージソングです」と織江さん。「『ぼくらのねがい へいわのねがい』とあります。その出発点は『なかよく なろう』ということです」
同校では創立記念日である7月15日(月)にこのテーマソングの発表会等を行う。11月21日(木)には記念式典等を予定している。