相模原にJチーム誕生 SC 来季J3参入決定
地元サッカークラブ・SC相模原(望月重良代表)の来季のJ3(Jリーグディビジョン3)参入が決定した。19日に都内で開かれたJリーグ理事会で正式に承認された。創設6年目での快挙で(史上最速)、相模原では初のJリーグクラブとなる。
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2008年のクラブ発足当初からJリーグ参入をめざしていたSC相模原は、日本最高峰のサッカーリーグ加入に向け2010年に「Jリーグ準加盟クラブ」の承認を受けるなど審査要件を満たしていたことで、J3加入が有力視されていた。
神奈川県3部リーグから始まったJリーグへの道。以降、県2部、県1部、関東2部、関東1部と、1年ごとに順調にステージを駆け上がる。昨年8月には、市のバックアップを受ける「ホームタウンチーム」に認定された(ホームスタジアムは相模原麻溝公園競技場)。今季はアマチュア最高峰のJFLに参入。SCと同じくJ入りをめざすクラブなど並み居る強豪がひしめく中、3位でシーズンを終えた(18勝9敗7分)。
今後の課題
ただこれからはアマチュアからプロへと移行することで、Jリーグによる厳しい審査が行われる。予算や運営費を含めた財政管理の徹底、チームドクターとの契約に加え、特にJ2昇格に向けたライセンスの取得は喫緊の課題。J2ライセンスは、来季ホーム試合の平均観客数3千人以上(今季は約1900人)、スタジアムの照明設備や放送室の設置などが条件となっているため、SCは行政との話し合いを進めながら早期取得を図りたい考えだ。
来シーズンのJ3は12クラブで争われ、総当たり3回戦制の全33節が行われる。開幕は来年3月を予定。J2への昇格条件については検討中という。
J3とはJリーグが2014年から新たに発足させる新リーグで、J1、J2の下部リーグに位置づけられる。SCが今季所属していたJFLはアマチュアとJリーグをめざすクラブが混在するリーグだったが、J3は全チームがプロチームとなる。
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