世界王者井上尚弥選手 地元に凱旋「次の夢へ」 母校・青陵(せいりょう)高校ではサプライズ登壇
東京都大田区で4月6日に開かれたWBC世界ライトフライ級タイトル試合で王者を破り、国内最速となるプロ6戦目で世界王者となった井上尚弥(なおや)選手(=写真=21歳/座間市)。同日、井上選手の弟・拓真選手(18歳)の試合も行われ、プロ2戦目を勝利で飾った。その井上兄弟を祝うセレモニーが16日、座間市役所で開かれ、兄弟、トレーナーの父・真吾さん、母・美穂さんにお祝いの言葉を贈ろうと、市民など約300人が詰めかけた。
座間市のマスコットキャラクター・ざまりんがラッピングされた自動車で会場入りした4人。獲得したばかりのチャンピオンベルトを肩にかけて尚弥選手は、集まった市民に向けて、「皆さんのおかげで2人とも勝つことができました」と力強く勝利を報告。「皆さんに勇気を与えられるよう、これからも素晴らしい試合をしたい。応援よろしくお願いします」と呼びかけた。今後について尚弥選手は、現在のライトフライ級の減量が厳しいことを話し、「適正階級で王者になり、具志堅用高さんの防衛記録(13度)を塗り替えたい」と抱負を語った。
後輩へ「夢を持って」
また9日、井上選手は高校時代を過ごした県立相模原青陵高等学校(南区新磯野)で行われた離任式にサプライズで登場。「お世話になった先生方へ挨拶と報告を兼ねて伺った」という井上選手に、学校側が急遽依頼し、生徒らの前でスピーチした=右下写真
井上選手は「夢を持って努力することの大切さ」などを伝えた後、「僕もこれからさらなる夢に向かって頑張ります」と話したという。
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源氏物語を知る4月18日 |
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