大野台中・坂本さんが初優勝 全日本ボウリング選手権大会
7月22〜24日に京都府内で開催された文部科学大臣杯争奪第38回全日本中学ボウリング選手権大会女子の部で、南区大野台在住の坂本かやさん(14)=大野台中3年=が初優勝を飾った。
公益財団法人全日本ボウリング協会が主催する、中学生の日本一を決定する同大会。坂本さんは「ボロボロでした」と振り返るほど苦戦した予選を、6位で通過。上位8人で戦う決勝トーナメントに進むと、そこから快進撃が始まった。
予選通過3位から8位までの6人で一斉に争う決勝トーナメント1回戦を、次点の小坂梨聖選手(福岡県)に接戦の末、3ピン差の216点で勝利。続く3位決定戦ではさらに調子を上げ、予選2位の向谷優那選手(千葉県)を234点対168点の大差で破った。予選1位で前回大会準優勝の水谷若菜選手(愛知県)に挑んだ優勝決定戦でも、勢いそのままに勝利を収めた(226点対193点)。坂本さんは「予選とは違い、落ち着いて投げることができました」と笑った。
師の存在とプロの夢
坂本さんのボウリングは女子では珍しい「ローダウン」(ボールを高速回転させ曲げる投法)を駆使している点に特徴がある。指導したのは、市内出身のプロボウラー・今泉秀規さん。坂本さんが小学5年生の時、家族でボウリングを楽しむ姿を見て、本格的に習うことを勧めてくれた恩師だ。今大会でも「予選が終わったとき、気持ちで負けてはダメ。自信を持って投げるようアドバイスを受けました」と坂本さんは振り返る。
師の指導を通して坂本さんにはプロになるという夢も生まれた。プロボウラーの資格取得試験が受けられる16歳まであと2年。さらに磨きをかけ「最年少(16歳)でのプロ資格取得をめざします」と宣言した。
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