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脳性麻痺サッカー協会 地域連携し競技普及へ ステラ本拠地で代表合宿

公開:2014年9月18日

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大会へ向け練習に精を出す日本代表メンバー
大会へ向け練習に精を出す日本代表メンバー

 脳性麻痺(まひ)や脳血管障害を持つ人を対象とする団体競技「脳性まひ者7人制サッカー」の日本代表が9月20日(土)と21日(日)の2日間、ノジマフットボールパーク(南区)で10月のアジア大会へ向けた強化合宿を行う。市内での実施は初。主催する協会では地域と協力を図り、7人制サッカーの認知度を高めていくとともに、更なる競技普及を促す考え。

 脳性麻痺とは、幼児期に何らかの原因で脳が損傷を受けたことで、体や手足の一部が自由に動かせなくなる症状のこと。同競技はこうした脳性麻痺者の中でも比較的軽度の人がプレーできるよう考案されたスポーツで、脳血管障害や外傷性脳損傷などの後天的な障害の罹患歴がある人も競技対象としている。基本的なルールはサッカーと同じだが、フィールドがやや狭く、競技時間も短いのが特徴。

「活動を知ってほしい」

 考案当初は欧州を中心に広がったが、今ではパラリンピックの正式種目として世界的に知られている。日本では2001年に「日本脳性麻痺7人制サッカー協会」が発足。協会登録者は現在100人ほどで、横浜や川崎市など全国に8つのクラブがあるが、世界に比べ認知度が低く、地域連携による競技普及が必要とされていた。

 こうした中、埼玉を拠点とするクラブが今年の冬に7人制サッカーの交流イベントを実施。これに参加していた市内の女子サッカークラブ・ノジマステラ神奈川相模原に、同協会がチーム強化と競技普及を兼ねたトレーニングマッチの開催を依頼した。以前から「アンプティサッカー(松葉杖を用いて行う競技)」などの障害者スポーツに精通していた同18歳以下チーム監督の協力もあり、市内で初めて代表合宿が実現した。

 合宿では、フットサルコートを使用して同チームとの練習試合が組まれるほか、大会前の壮行会を実施。ノジマステラの所属するチャレンジリーグの試合観戦も予定しており、2日間にわたり交流が持たれる。同協会の村上はるかさんは「認知度や活動費などの点でまだまだ課題が多い。まずは7人制サッカーの活動を知って頂き、地域の方のご協力を得ながら競技の普及に繋げていければ」としている。合宿は見学可。

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