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東海大相模吹奏楽部 自治会大会、演奏で盛上げ 若い世代の関心を喚起

社会

公開:2015年7月9日

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矢島教諭(左上)の指導で、本番に向け練習に熱が入る=7月1日、東海大相模高で
矢島教諭(左上)の指導で、本番に向け練習に熱が入る=7月1日、東海大相模高で

 市自治会連合会(田所昌訓会長)が主催して7月18日(土)に市民会館ホール(中央区)で行われる「自治会大会」で、東海大学付属相模高校(南区相南)の吹奏楽部が演奏を披露する。同連合会では「人気が高い同部の演奏で、若い世代にも自治会に関心を持ってもらいたい」と期待を込める。

 環境美化や交通安全、防犯・防災、行政との協力・連携など、地域づくりの中心となっている自治会。4月1日現在、市内には22の地区自治会連合会、594の単位自治会があり、17万7218世帯が加入している。

 世帯数ベースでの市内自治会加入率は年々減少傾向にあり、1975年に88・1%だった加入率は2011年に初めて60%を切り、現在は55・77%となっている。「世帯主が加入していても、その子どもや孫の世代の関心が薄い」と同連合会の坂本堯則副会長(74)は話す。そこで同連合会では、次代を担う若い世代の自治会への関心を喚起するべく、地域に知られている同校の吹奏楽部に自治会大会での応援を依頼。参加の運びとなった。

全国へ7度

 同校吹奏楽部は、1963年の開校と同時に創部。その歴史は50余年にわたる。マーチングバンドとしても創部以来活動を続けており、地域行事などに積極的に参加してきた。これまでに、(一社)全日本吹奏楽連盟が主催する「吹奏楽コンクール」で1度、「マーチングコンテスト」と「アンサンブルコンテスト」でそれぞれ3度、全国大会へ出場している。バラエティに富んだ選曲やダンスを交えたエンターテインメント性の高い演奏が評判で、毎年6月の定期演奏会では、多くの来場者が会場を埋める。

 1年から3年生まで、現在部員は130人。年末年始以外は1年間ほぼ毎日練習に励む。練習内容は生徒が自主的に考え、顧問の教員に提出している。指導の中で重視されているのは「基礎合奏」。顧問の矢島周司教諭(40)は「音量や強弱、高低音のバランス調整など、個が集まってバンドとして演奏する時のサウンドづくりが重要。これで音色の良し悪しが決まり、バンドの個性も作られる」と話す。

 大会当日は、第1部で「地域活動功労者感謝状贈呈式」として、自治会活動や地域福祉の向上に貢献した106人、9団体を対象に感謝状が贈呈される。吹奏楽部の演奏は第2部。曲目は定期演奏会のプログラムをベースに、バグレー作曲のマーチ「国民の象徴」やザ・ビートルズのメドレー、17分間演奏し続ける「東海相模歌謡大作戦Part4」などを予定。副部長の加藤優(ゆう)さん(3年)は「演奏を観て聴いて、楽しんでもらいたい。自分たちも楽しめれば」と抱負を語った。

 同大会は午後1時30分から4時まで。入場無料で予約は不要。(問)同連合会【電話】042・753・3419

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