東林小学校(南区相南/福田茂校長)が創立50周年を迎え、今年春から様々な記念事業を行っている。11月14日には、相模女子大学グリーンホールで創立50周年記念式典、および児童らによる発表会が行われるほか、同校同窓生の思い出の地の再整備も行われた。
同校は1966年4月、相模原市南部地区の急激な児童増加に伴い、全児童数810人で開校された。2015年度で創立50年という節目を迎えるにあたり昨年3月、東林小学校PTA組織と教職員を中心とした「50周年記念実行委員会」が立ち上がった。
同実行委員会では今年に入り、『50年の歴史をむねに未来へ輝け東林子』をスローガンとして様ざまな記念事業を展開。航空写真撮影、コンサート、50年記念誌の制作などに加え、その大きな柱の一つとなったのが老朽化した岩石園を田んぼへ改修する事業だった。
節目の年に撤去
創立10周年記念時、子どもたちの学びの一助になればと地域の人たちによって同校中庭に作られた「岩石園」。多種多様な溶岩などが組み合わされ神奈川県の地形を表していたとされる同園は以後、在校児童の学び・遊び場として、同校のシンボルの一つとなっていた。
しかし、老朽化からここ数年は立ち入り禁止とされていたため、50年の節目に撤去事業が動き出した。撤去に向けての費用を捻出するべく、地域や自治会、OBや卒業生などたくさんの協力を得た。そして今年3月、安全祈願祭を行い無事撤去され、田んぼへと改修。4月の創立記念式でお披露目された。田には今年さっそく、5年生の児童らによって田植えが行われ、このほど収穫も行われたという。同実行委員長の中島一弘さんは、「在校生だった当時、私も岩石園で遊んだ一人。卒業生にはたくさんの思い出が詰まっている場所です。このたび地域のたくさんの方々のご理解と協力の下で執り行えたことに感謝しております」と振り返った。
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