日本女子サッカーなでしこリーグ2部の全日程を2位で終えた「ノジマステラ神奈川相模原」(ノジマ/南区新戸)は12月5日(土)、ホームの相模原ギオンスタジアム(下溝)で、1部9位のスペランツァFC大阪高槻(大阪高槻/大阪府)との入れ替え戦に臨む。
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入れ替え戦はホーム&アウェイ方式(アウェイは12日)で行われ、勝者が来季なでしこリーグ1部で戦うことができる。2012年のチーム創設以来、県内初の1部入りをめざして戦ってきたノジマにとって昇格は念願。今季のスローガンに掲げた「志進」の実現に向け、大一番に挑む。
菅野将晃(かんのまさあき)監督は両者の力量を「ほぼ互角」と見る一方、1部の厳しさを知る大阪高槻の「勝負に対する強さ」を推し量り、「相手も降格を免れようと必死。それを上回る昇格への思いをピッチで表せるか」とチームの奮起を期待した。チーム状態は「右肩上がり」とし、「それを出し切れば勝てる」と自信を示した。勝負のポイントとして、「ある程度、自分たちの時間はあると思う。そこでいかにして点を取るか」と分析。「攻めていても点が取れないと、難しい試合になる」と、体格で勝る大阪高槻のセットプレーやカウンターから一発で失点して形勢が変わることを警戒した。
キーパーソンとして、相手からはMF成宮唯、DF佐藤楓の2選手を挙げ、「うちは田中陽子、吉見夏稀、川島はるな、南野亜里沙、権野貴子といった、前線の点を取るべき選手が取れるか」と話した。その一人で今季リーグ2位、チームトップの26得点を挙げた田中選手は、「ボールを保持し動いて、ステラらしい連携から点を取るサッカー、走り負けないサッカーを。ゴールに絡んでチームに貢献したい」と闘志を燃やした。
創設以来チームを牽引する尾山沙希主将は、「プレッシャーもあるが、それ以上に絶対に勝ちたいという思いが大きい。チーム全員で最後まで走り抜き、諦めない全力プレーをするので、絶対に見に来てください。勝利の瞬間をみんなで分かち合いたい」と意気込んだ。
年間を通じチームを鼓舞し続けたサポーターの士気も高まる。コールリーダーの根本将司さんは、「昇格を逃して涙した昨季の最終戦と同じ相手。今年は笑顔で終わりたい。一人でも多くの人と昇格を喜びたいので、ぜひスタジアムに足を運んでもらいたい」と呼びかける。
試合は午後1時キックオフ。入場は前売り・当日ともに一般1千円(中学生以下は無料)。
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