「みんなでワイワイごはんが食べられる場所を提供したい――」。今、NPOや民間事業者、ボランティアらが主体となって全国各地で広がりをみせる「こども食堂」。この取組みが南区相模台の『キッチン唯利(ゆり)』=下写真=で12月20日(日)に初開催されることとなった。
こども食堂とは、家庭の事情で食事の栄養が偏ったり、一人で食事を摂ることが多い子ども等を対象に、低価格、または無料で栄養ある食事を提供しようという取組み。社会全体で子どもの食生活や地域との繋がりを支えていこうとする考え方が根底にある。
近年では全国的に広がりをみせ、行政や地域単位でもこの取組み自体を支え広めていこうとする動きが加速している。
『キッチン唯利』のオーナーである高木利枝(としえ)さんも賛同者の一人。同店を今年6月に開店して半年と経たない11月初旬、常連客の話から「こども食堂」の取組みを知った。そして「子どもたちの力になれるのならうちでもやりたい」と、約1カ月後の日曜日に開催することを即決したという。「こういうものは時間をかけて悩んでいてもしょうがないでしょ。まずは一回やってみてから、ね」と笑う。
同店は、ランチやディナーの時間帯を中心に、肉、魚などに野菜や小鉢など一品ものがついた定食が定番で、まさに”うちのごはん”が食べられる食堂だ。「野菜や卵なども新鮮で旬なものを使い、からだにやさしいご飯作りを心がけています」と高木さん。
詳細は店頭へ
第1回となる「こども食堂」の開催日時は、12月20日(日)の午後5時〜7時。予約不要。初回のメニューは卵を使ったワンプレートを考えているという。「うちのお店は”うちのごはん”がコンセプトだから、温かいご飯とお味噌汁はたくさんあるからね」と高木さん。来年からも第2回、3回と月に一度を目途に継続していきたいとしている。
当日の料金や内容など「こども食堂」に関する詳細は、同店店頭の掲示を参照とのこと(南区南台6の17の18/サウザンロード、相模台まちづくりセンター向かい)。
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