南区東林間の電気屋「(株)日電社」でこのほど、松下政経塾第三十五期生の岡田吉弘さん(30)=写真中央=の販売実習が実施された。
11月の中頃から20日間ほど、社会勉強として同社に勤務した岡田さん。「日本の産業をどう盛り上げるか。産業政策の観点から、自分なりの活動をしたかった」と、一人で一軒一軒地域の事業所などを訪ね歩き、電気に関する要望などを聞いて回った。
「経営感覚や商人の心得を学びたかった。人との信頼関係を築くことが一番大切だということを感じた」と岡田さんは実習の感想を述べ、「政治か経済か、将来進む道は模索中だが、『世の中をより良くする』という、目指すところは一緒だと思う」と思いを語った。
同社の田所文男社長=写真左=は「真剣な姿勢がとても良い。社員に同伴して補助業務を行う塾生が多い中、彼は外回りを自ら志願した」と目を細めていた。
同社ではこれまで、約20人の同塾生の実習を受入れている。
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