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第3回「いのちの授業」大賞で、教育委員会委員長賞を受賞した 糸井 大揮さん 県立相模原中等教育学校4年 16歳

公開:2016年2月11日

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命と内面に対峙して

 ○…昨年末、学内で地域貢献活動をしている際に教諭に「おーい」と大きな声で受賞を告げられた。「当初はなんのことだか分からなくて。皆のいる前だったので恥ずかしかったです」。「いのちの授業」を受け感じたことをまとめた作文で、大賞の次にあたる「教育委員会委員長賞」を受賞。昨年9月に受けた、北里大学看護学部の教諭、学生とのやりとり、感じたことを素直な表現でまとめ上げた。

 ○…タイトルにある『対峙』という言葉。作文をすべて書き上げ、改めて読み直し、自然と出てきた単語だった。作文中に触れている「従兄弟の出産時の出来事」は、小学4年だったが、おぼろげながら記憶に残っている。「慌てていた家族にも助産師さんが声をかけていて。そんな頼もしい印象がしっかり残っています」

 ○…幼いころは南区古淵で育ち、小学校で現在住む横浜市瀬谷区へ。中学から相模原中等教育学校へ入学し、毎日自転車で通学している。中学に入り興味を持ち入部したのはクラシックギター部。入部当初は20人程度だった部も、今では90人の大所帯に。自身は指揮者も務め、昨年夏の「全国学校ギター合奏コンクール」では念願の最優秀賞に輝いた。週に4回の練習を重ねる部は強豪校でありながら、「和気藹々(あいあい)とアットホームで仲良しですよ」とにっこり。「常に目標を持って取り組む」姿勢のもと、まずは4月の定期演奏会を、そして夏のコンクール2連覇を高校生活最後の大きな目標に掲げる。

 ○…9月に受けた「いのちの授業」以来、命とは何かについて考えるようになった。命や医療などについて学べる学校外でのプログラムにも自主的に参加。つい先日は、実際に病気と闘っている患者やその患者に向き合う医療従事者とも直接触れ合う機会を得た。そして改めて、「将来自分の進みたい方向が見えてきた」という。命と、自身の内面とも対峙しながら、人生を少しずつ切り開いていく。

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