神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

大野南中出身飛び込み選手 坂井丞さん、リオ内定 五輪初出場 「必ずメダルを」

スポーツ

公開:2016年3月17日

  • LINE
  • hatena
初の五輪出場を決めた坂井選手=ミキハウススポーツクラブ提供
初の五輪出場を決めた坂井選手=ミキハウススポーツクラブ提供

 2016年ブラジル・リオデジャネイロ五輪最終予選を兼ねた「FINAダイビングワールドカップ競技大会」がリオデジャネイロで2月に行われ、男子板飛び込みで相模大野出身の坂井丞(しょう)選手(23/ミキハウス)が自身初の五輪代表を決めた。

 坂井選手は、相模大野生まれの23歳。大野南中学校、麻布大学附属渕野辺高校(現・麻布大附高)を経て日体大に進学し、現在はミキハウスに所属している。両親はともに指導者で、姉と妹も選手というまさに「飛び込み界のサラブレッド」だ。

 最終予選を兼ねた2月の大会には、同じくミキハウス所属で、すでに代表に内定している寺内健選手(35)とともに出場。高さ3メートルの板から6回飛び込み、合計点を競う「男子板飛び込み」で、予選を414・50点の12位で突破した。その後、準決勝に臨むも、379・25点の16位で決勝進出は果たせなかったが、準決勝で16位以内に入ることなどを定めた日本水泳連盟の選考基準を満たし、初の出場を決めた。

 坂井選手は12年のロンドン五輪予選で7位となりながら派遣を見送られた悔しい経験がある。本紙の取材に対し「4年間、ずっと引きずっていた。リオ五輪では必ずメダルを取りたい」と語っている。

恩師「心待ちに」

 大野南中学校では坂井選手のリオ五輪代表内定を受け、すぐに横断幕を張り出した。学生時代を知る花田幹生教頭は「生活態度も真面目で、その頃から熱心に競技に打ち込んでいた。五輪でも頑張ってほしい」と話した。また、麻布大附高校時代の3年間、坂井選手の担任を務めた飯田敦往(あつゆき)教諭は「待ち遠しい報告をやっと受けた。心待ちにしていた」と声を弾ませた。内定決定後、坂井選手とはまだ話をしていないというが、「おめでとう、やっと努力が実ったなと、声をかけてやりたい」と話した。最後に「リオでは思い切って、悔いなく自分の力を発揮してほしい」とエールを送った。

 坂井選手は今後、3月末に代表合宿を控え、カナダなどでの大会を経て本番に臨む。坂井選手は「やっとスタートラインに立てた。全てをやり直す気持ちでリオ五輪に臨みたい」と力強く話した。

さがみはら南区版のトップニュース最新6

発達凸凹でも気軽に散髪

発達凸凹でも気軽に散髪

理美容師らが啓発イベント

3月28日

車椅子ロボで階段昇降

市内企業

車椅子ロボで階段昇降

世界初、市販化へ実証実験

3月28日

3階級制覇し凱旋

ボクシング中谷選手

3階級制覇し凱旋

市長、ファンらに快挙報告

3月21日

ダムカレーでリニア好機を

ダムカレーでリニア好機を

市内飲食店に参加呼びかけ

3月21日

給湯器「点検商法」が増加

給湯器「点検商法」が増加

特定地域で電話相次ぐ

3月14日

市民のスマホで道路保全

カメラと揺れで陥没を感知

市民のスマホで道路保全

カヤバなど市内で実証実験

3月14日

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

  • 12月1日0:00更新

さがみはら南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook