福祉分野の担い手不足を解消しようと、神奈川県社会福祉協議会主催で14日、大学生が市内の福祉施設を見学し、理解を深めるためのバスツアーが実施された。2013年度から始まり、今年で4回目。市内の施設をまわるのは今回が初。
当日は県内の大学に通う学生6人が、市内の社会福祉法人相模福祉村(赤間源太郎理事長)の運営する特別養護老人ホーム「縁JOY」(中央区田名)と、社会福祉法人中心会の運営する「相模原南児童ホーム」(新戸)を見学。職員と交流する機会も設けられた。
東洋英和女学院大学の新井佳奈子さん(3年)は「福祉は閉ざされた暗いイメージだったけど、雰囲気が温かくて、印象が変わった」と感想を話した。赤間理事長は「福祉分野は人材不足。情報発信をしていかなくては」と話している。