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はやぶさ学園児童4人 舞台芸術にふれる 相模原演劇鑑賞会が招待

社会

公開:2016年4月7日

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カーテンコールで演者に贈りものをした
カーテンコールで演者に贈りものをした

 舞台芸術を定期的に鑑賞する会員制の非営利団体「相模原演劇鑑賞会」(馬渡憲三郎会長)の定例観劇会に、福祉型障害児入所施設「相模はやぶさ学園」(下溝/戒田英夫施設長)の入所児4人が招かれた。4人は4月1日、相模女子大学グリーンホールで公演を鑑賞。カーテンコールでは劇団員とふれあった。

 この日の公演は、ミュージカルカンパニー「イッツフォーリーズ」による『お・ど・ろ』。お弁当箱の中身を舞台に、エビフライや卵焼きといったおかずに扮した出演者が歌って踊る、子どもから大人まで楽しめるファミリーミュージカルだ。

 今回、両者の橋渡しをした市社会福祉協議会南区事務所の担当者によると、諸事情により家庭での生活が難しい施設入所児にとって、普段の暮らしの中でこのような舞台芸術にふれる機会は少ないのだという。そうした背景が、「様々な団体と交流して、何か地域の役に立っていけたら」(馬渡会長)という鑑賞会の思いと合致したことから、定例観劇会に施設入所児を招待する企画が持ち上がった。

 1988年の発足以来、会員制という形態を保持してきた同会にとっては、他団体との初めて交流となった。馬渡会長は公演前の取材で「笑って帰ってもらいたい」と語り、「演劇は社会の一端を疑似体験することができるもの。大人になった時に『あの時楽しかった』と振り返ってもらえたら」と話していた。

 当日、観劇に訪れたのは13歳から16歳の4人。カーテンコールの任も受けた4人は、壇上で鑑賞会員が手作りしたハンガーを役者らに贈った。4人は「演技力、表現力がすごく伝わってきた」「最後まで楽しく観られた」などと観劇の感想を述べ、終演後は、同会スタッフの案内のもと舞台撤収作業や舞台裏の様子などを見学して帰った。

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