相模原市社会福祉協議会では、今後増え続けるニーズに対応するため、若い世代の福祉の仕事の就労促進を重点課題として、様々な取組みを進めている。昨年度には市社協と市内の高齢、障がい、保育など多様な福祉施設等が協力して、福祉に対する肯定的なイメージを作り上げるため「福祉のしごと・魅力づくり検討委員会」を設置した。
さらに今年度は、より年代の近い人にアイデアを出してもらおうと、福祉施設の若手スタッフを募り、「魅力発信チーム」を結成。今後、担い手となる高校生に福祉の仕事に従事してもらえるよう、魅力を伝える出張授業を企画し、どのような内容で行うか会議を重ねている。
11日には2回目となる会議が開かれ、7人のメンバー全員が参加。授業のプログラム内容について、具体的にどう進めるか議論を交わした。
福祉の仕事に関して、高校生が持つ不安や疑問を解消しながら魅力を伝えるため、高齢、障がい、保育の仕事を紹介する動画製作を決定。クイズを盛り込むことや、それぞれが考える仕事のやりがいや魅力、苦労する点などを、体験に基づいて話すことなども決めた。
最初の出張授業は来年1月、市内高校で実施される予定だ。