相模原市は7日、市内の感染性胃腸炎の報告数が、国立感染症研究所が定める「警報レベル」である20人を超えたと発表した。
市疾病対策課によると、第48週(11月28日〜12月4日)に市内に30カ所設置された定点医療機関において、1カ所当たり20・30人の報告があった。「警報レベル」を超えたのは2013年の第50週(12月9日〜15日)以来、3年ぶり。
感染性胃腸炎とは、主にウイルスなどの微生物を原因とする胃腸炎の総称。1年を通じて発生は見られるが、11月くらいから発生件数は増加し始め、12月頃にピークを迎える。同課では「今年は例年よりピークが早い。食事の前やトイレの後などに手洗いを徹底し、感染の予防に努めてほしい」と話している。
学級閉鎖も
相模原市立若松小学校では感染性胃腸炎様症状により、学級閉鎖も起きている。閉鎖期間は12月6日から7日。前日5日に2年1組の生徒26人中、9人が欠席し、そのうち8人がおう吐や下痢などの症状だった。