相模原市は12月1日から「ふるさと納税」に対する返礼品制度を新たに開始した。返礼品には地元農畜産物を使用した食料品などを用意。市では寄付の増加を見込むとともに、返礼品を通じて市の魅力を全国に発信することや、市内経済の活性化にも期待を寄せている。
市では2012年からふるさと納税による寄付を募っていたが、返礼品は設けていなかった。市によると、15年度の市への寄付は約660万円。一方、市内在住者が他自治体に寄付したことで控除された税金額は2億9千万円に上っていた。
今回の返礼品制度の開始は、ふるさと納税による税収減を改善するのはもとより、市内の産業や商業、農畜産物などを全国に発信するのが目的。今年9月の補正予算で返礼品の購入などに充当する1300万円を計上していた。
新たに開始した返礼品付のふるさと納税「地方創生さがみはら地域活性化応援コース」は、寄付額に応じて返礼品を選べるもので、市の名物やシティセールスに関わる商品やサービスが勢ぞろい。津久井在来大豆を使った「きな粉」から、JAXAの小惑星探査機「はやぶさ」の関連グッズなども用意されている。
市では16年度の寄付額を約2000万円と見込み、「返礼品の良さを実感してもらい、販路拡大のきっかけづくりなどで市内経済の活性化に繋げていきたい」と話す。詳細は市のホームページで確認できる。
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