厚木市七沢の自然環境保全センターが、2017年春のスギ花粉飛散量を予測するため、昨年11月に県内のスギ林30箇所で花粉を飛散させる雄花の着花量調査を実施した。その結果、今春の花粉飛散量は16年春に比べて減少し、例年よりやや少なくなると予想されている。
同センターが実施している調査は、調査箇所のスギ林で40本のスギを抽出。双眼鏡などを用いて1本ごとに着花状況を判定する。その調査結果によれば、30箇所の着花点数の県内平均値は37・7点で、やや多かった2015年の50・6点を下回った。また調査が開始された1997年からの平均値43・3点も下回った。過去最も多かったのは2010年の75・3点、最少は98年の8・4点。
地域別にみると県央部(厚木市、愛川町及び清川村)、県北部(相模原市緑区)がいずれも43点台と県内平均値よりやや高い。一方、県北西部(秦野市、松田町及び山北町)は27・6点と低く、県内でも地域的な差が見られる。
さがみはら南区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|