南区「はたちのつどい」実行委員長を務めた 佐柄(さがら) 雄斗(ゆうと)さん 大野台在住 20歳
地元が好き、人が好き
○…撮影場所は愛着のある古淵駅前。遊び場としているカラオケボックスや、小学生の頃から通っているイオン。「『田舎感』のある街並みが好き」と、二十歳にして郷土愛を垣間見せた。実行委員会には高校時代の同級生に誘われ参加。典型的なリーダー気質ではないが、「自ら積極的に話しかけ、仲間の輪を広げてきた」。予定の調整に苦労しながら準備を進め、当日を迎えた成人式を「皆が真剣に話に聞き入る様子や、盛り上がっている様子が嬉しかった」と振り返った。
○…初顔合わせをした昨年8月から、約半年かけて新成人9人が中心となって企画を練り上げた。携帯メールを使った南区独自のアトラクションでは「母とお酒が飲みたいなど、新成人ならではの声が聞けてよかった」。また三区合同の記念映画の撮影では、市内各地で新成人へのメッセージを集め、地域の人々とのつながりを再確認した。
○…横浜で生まれ、幼少期に相模原市に転居。大野台小学校から三年生時に大野台中央小学校に転校。大野台中学校、上溝南高校と地元で過ごし、現在は都内の大学に通う。これまでの学校生活最大の思い出は、高校三年時、幅跳び選手として出場した陸上部での最後の大会。春先に負った怪我で総体出場を逃し、悔しい思いをしたが、復帰後は自己ベストを大幅に更新。記録用紙は、今でもお守りとして財布に入れている。
○…二十歳を迎えたのは、図らずも実行委で初顔合わせした8月7日。何かが劇的に変わるということはなかったが、「だからこそ人生の通過儀礼として、成人式の必要性を感じた。将来、振り返るための指標にしたい」と語る。現時点での夢、目標は「これでいいのかな、というくらい何もない」と苦笑するが、学生のうちに「社会に出ても恥ずかしくないような振る舞いができるよう、そのための教養を身に着けられるようにしたい」と、真剣な眼差しで未来を見据えた。
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