相模女子大学ではこのほど、市観光協会の依頼を受け相模大野駅周辺で外国人の動向調査を行った。学生は地元の飲食店など約50店を訪問し、外国人の受け入れ体制や受け入れに関する課題などの聞き取りを行ったほか、実際に日本文化などを体験した。
この取組みは、2020年に開催される東京五輪・パラリンピックを見据えて市内でも外国人観光客の増加が見込まれることから、市の観光業を推進する第一歩として始めたもの。観光協会では、同大のほか、市が包括連携協定を結ぶ東海大学、横浜国立大学に各々の項目で調査を依頼した。
相模大野周辺の動向調査を請け負った、相模女子大学・英語文化コミュニケーション学科の小泉京美准教授のゼミ生16人は、昨年11月頃から始動。4チームに分かれ、観光協会の調査リストに基づき、外国人の受け入れに取り組んでいる、また、日本文化を発信している店舗などへ訪問し聞き取りを行った。
さらに学生は、実際に茶道、武道、陶芸、和食料理など日本ならではの文化に触れることのできる教室にも訪問し、肌で体感した。
小泉准教授は「学生自身も街について知ることの出来る良い機会になった」と振り返り、「観光強化には個店でなく街全体で取り組むべきことと再認識した」と話していた。観光協会では、今回の調査結果を踏まえ、29年度以降の取組みに生かしていくとしている。
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