3月11日から18日まで女子美術大学相模原キャンパス・アートミュージアム(麻溝台)で開催された大学院修了制作作品展。33人の作品が展示される中で、独特な存在感を放っていた1つが、石山友梨香さん(24)の作品「カバン」。
制作日数3か月を要した同作は高さ190cm、一本のクスノキからチェーンソー、ノミ、ハンマー、彫刻刀で作られた。これまでも自身が愛用する鞄をモチーフとしてきた石山さんは「学生時代最後の作品だったので、愛着のある四つの鞄を詰め込んだ」と話す。
今後も市内で活動を続ける石山さんは「6年間在籍した学校を出ることに不安もあるが、ワクワクしている。いつか大きな美術館で個展を開きたい」と、前向きな気持ちを語った。