相模原市南区区民会議(以下、区民会議)では、このほど「まちづくりのトリセツ」という小冊子を完成させた。若い世代がまちづくりへ参画する際に必要な心得、マナーなどがまとめられており、市内の行政資料コーナー、まちづくりセンターなどで配布されている。
4年間の集大成 地域での経験生かす
地域の学生や大学教授、地区ごとのまちづくり会議メンバーらで組織される区民会議では、全国的に課題とされている「若い世代のまちづくりへの参画促進」に着目し、約4年間検討を重ねてきた。話し合いの中で、「若者と地域が一緒に地域活動を行うことは、まさに”異文化交流”であり、様々な違いを理解するため互いの考え方を伝え合うことが重要」と感じていったという。そこでこれまでに検討してきた、地域活動を進める上で必要な心得やマナーなどを分かりやすく集約し、広く地域に伝えたいと冊子「まちづくりのトリセツ」を制作するに至った。
協議のほかに、メンバーの学生らは「相模原よさこいRANBU!」といったイベントや、「相武台地区における地域の拠点の愛称制定会議」など、様々な地域活動にも参加。地域で実際に学び、感じたことを区民会議の場でフィードバックし、より実践的な意見を交えて検討を重ねた。
また冊子のデザインは、女子美術大学・芸術学部デザイン・工芸学科3年の山谷侑衣さんが担当。「わかりやすくシンプルに、をコンセプトに制作しました。オリジナルアイコンや彩度の高いビビットな色味を使うなど特に表紙にこだわりました」と話す。区政策課は「地域活動を始めるスタートブックとして、多くの市民の方々に活用していただけたら」と話している。
今後区民会議では、これまでの議論をさらに発展させた「世代間交流促進のための仕組みづくり」について検討を進めていく方針という。
問合せは同課【電話】042・749・2134へ。
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