相模女子大学に併設されている、発達が気になる子どもやその保護者への子育て支援等を行う「子育て支援センター」にこのほど、相談室が開設された。これまでおこなってきた相談事業をより制度化し、「発達相談」「心理相談」の2項目に分け、専門資格を持った同大講師らが相談を請け負っていく。
「大学組織に、発達に特化した分野で地域に開かれたこういったセンターがあることは大変珍しいのでは」と話すのは、尾崎康子センター長。子育ての悩みを持つ方への援助や地域の子育て相互支援活動を目的に2010年、同センターは開設。「子育て支援事業」「研修事業」「相談事業」の3つの事業を柱に活動を行ってきた。主たる子育て支援事業では、多岐にわたる教室や講座等を展開。「子どものための音楽療法」「親子教室」「ベビー発達体操」「お父さん・お母さんのための子育て応援♪音楽療法」など対象となる年代や取り扱う分野は幅広く、いずれも同大の専門知識・資格を持った講師が指導にあたっている。
学生と輪になり
指導に携わるのは教員だけではない。人間心理学科や子ども教育学科などを受講する学生も参加し、共に触れ合う。「子どもたちは本当に楽しそうで。私達よりも歳も近いから、少し年上のお姉さんといった感じなのでしょう。連れてくるお母さん方もその様子を喜んで頂いて、教室にも定期的にお越し頂いています」と尾崎センター長は話す。
今回新しくなった相談室は、これまでの相談事業を拡大。同大茜館1階に1室を設けて、こどもの発達に関する「発達相談」と、子育ての悩みなどを相談する「心理相談」を受け付けていく(有料)。問合せは【メール】kosodateshien@mail2.sagami-wu.ac.jpへ(相談の申込みは専用フォームから)。
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