調印後に協定書を持つプライムデリカ齊藤社長（左）と泉山署長
相模原南警察署（泉山栄治署長）は７月31日、管内にある食料品製造業のプライムデリカ株式会社（齊藤正義社長）と「災害発生時における食料品等物資の調達に関する協定」を結んだ。
同署では大規模災害が発生した際に、緊急招集される署員約２９０人に対し、３日分の備蓄を用意している。しかし、支援期間が長期化した場合の食糧確保が課題となっていた。そこで麻溝台に本社を置き、セブンイレブン向けの惣菜などを製造・販売している同社に、有償での食料品提供を提案。快諾を得て今回の協定締結となった。
齊藤社長は、同社が東日本大震災でも茨城県の避難所に食糧支援を行ったことにもふれ、「困っている時に手助けするのは会社としても人としても当然のこと。災害時には警察官や自衛官の姿を見るだけで、住民は安心できるはず」と支援を約束した。同署が民間企業と協定を結ぶのは初。
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