日本各地での予選を突破したジュニア選手が一堂に会する「DUNLOP SRIXON全日本ジュニアテニス選手権」が、8月8日から17日にかけて大阪府で開催され、若松小学校6年の坂本健英(たけひで)君(12)が12歳以下の部で準優勝した。
同大会には全国各地から48人が出場。第4シードの坂本君は2回戦から登場し、フルセットまでもつれた2試合も粘ってものにし、決勝まで駒を進めた。
相手は5月の「全国選抜ジュニアテニス選手権大会」の準決勝で敗れた眞田将吾君。「何をやってもダメだった。もっと練習を積まないと勝てない」と振り返った通り、0-6、0-6のストレート負けを喫した。それでも全国選抜は4位、7月に出場した「第一生命全国小学生テニス選手権大会」では3位、そして今回の準優勝と、成長に手応えを感じているようだ。
将来はプロに
坂本君は、テニスを趣味にしていた父親の影響で、5歳から競技を始めた。当初は「親子ダブルス」の大会に出場するのが夢だったという。小学4年生の時に日本のトップ選手が数多く在籍する「荏原湘南スポーツセンター」のジュニアキャンプに参加。そこでコーチに才能を見出され、アカデミー生になるための試験に臨み見事合格。現在は週5日、藤沢市にある同クラブまで電車で通う日々を送っている。1日3時間の練習を終え、帰宅するのは午後9時を過ぎることも。土日は大会のため、早朝に出発し、父親とともに関東地方を飛び回る。今年に入ってから休んだのはわずか2〜3日だとか。友人と遊びたくなることもあるが、「大変だけど好きでやっていることなので、苦ではないです」と笑顔を見せる。
目標は、3〜4年以内に18歳以下で競われる「グランドスラムジュニア」の大会で優勝すること。その先に見据えるのはプロテニスプレーヤーだ。今年6月には、世界を目指すトップジュニアを対象とした強化キャンプ「修造チャレンジ」にも参加。松岡修造氏からも指導を受け、「気持ちの面でも技術に関しても、すごく勉強になった」と語る坂本君。得意とするバックハンドのダウンザラインに磨きをかけ、まず国内トップを目指す。
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