ワールドカップ、スノーボード・ハーフパイプ第1戦の決勝が9月8日、ニュージーランド・カードローナで行われ、光明学園相模原高校1年の戸塚優斗さん(15)が優勝した。W杯初出場で初優勝という輝かしい功績をおさめ、来年2月に開催される平昌冬季五輪出場へ大きな一歩となった。
半円筒状の専用コースの斜面を利用し、ジャンプや回転など技を競うハーフパイプ競技。2本滑り、得点の高い方が採用される決勝で戸塚さんは、2回目の滑りで93・25点と最高得点を記録。14年のソチ五輪で銀メダルの平野歩夢さん(2位)、銅メダルの平岡卓さん(7位)と国内の強豪ライバルをおさえて、初出場ながら世界の頂点に立った。
戸塚さんは幼い頃から両親の影響でスノーボードを始め、2016、17年に全日本ジュニア選手権で優勝。今年3月に札幌市で行われた全日本選手権を制するなど、”ハーフパイプ界の新星”として注目の的となっていた中で、大きな結果を残した形となった。
今回の結果で戸塚さんは、平昌冬季五輪出場における全日本スキー連盟が定めた派遣推薦基準(世界大会で8位以内を1回以上)を満たした。日本人選手の出場枠(最大4)をかけ、来年1月まで続くW杯などの戦いが続く。
競技と勉学を両立クラスの中心に
戸塚さんの担任を務める同校の脇野浩一教諭は、戸塚さんの学習態度を「授業の大切さを理解しており成績も良好で、競技とのバランスをしっかりと保っている」と評価。一方、学校での様子は「性格は明るく誰とでも上手く接することができ、友人も多く笑顔が絶えない生徒。トップアスリートとしての自覚が出てきており、クラスの中でも皆の中心になりつつある」と話した。
同校では、校舎に垂れ幕を下げて今回の偉業を祝す予定という。
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