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シリーズ〜新ゆりドクター通信〜 リンパ節が腫れたら― 新百合ヶ丘総合病院
人間にはリンパ液・リンパ腺・リンパ節を全身にめぐらせ、感染や異物から体を守る、免疫機構が備わっています。リンパ節は通常2〜3mm程度の大きさです。以前の炎症の影響で瘢痕として残存している場合がありますが、15mm位を超えるものは要注意です。
リンパ節の腫れに気づいた場合、
○いつから腫れたか
○大きさ・数の変化はあるか
○他部位のリンパ節も腫れているか
○痛みや熱感、赤みがあるか
がポイントです。
リンパ節の腫れる原因を考える上で、これらの情報は良性(感染症や炎症性疾患など)か悪性(癌の転移や悪性リンパ腫など)かを鑑別する上で重要です。医療機関で血液検査や画像検査、時には生体検査を検討する際も必要な情報になりますので、受診前にチェックすることをお勧めします。