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橋本駅周辺をバリアフリーに 基本構想の素案まとまる 8月には策定

公開:2011年3月24日

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 「バリアフリーによる福祉のまちづくりの推進」を掲げている相模原市では昨年度、橋本駅周辺を重点地区に選定。高齢者や障害者らの移動や施設利用の利便性、安全性の向上を図る「橋本駅周辺地区バリアフリー基本構想」を今年8月に策定するための素案をこのほど、まとめた。

 国土交通省が平成18年に施行した「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー新法)」を受け、相模原市では、平成21年度に、市内全域でその新法の法定要件に基づく基礎調査を行った。その結果、交通、人口分布、施設の立地状況等から「橋本駅周辺」「相模原駅・市役所周辺」「相模大野駅周辺」の3地区を候補地に選定。その中から、計画の実効性、適時性を勘案し、「橋本駅周辺」の81haが重点整備地区に決まった。

 橋本駅周辺のバリアフリー化に向けて、基本構想をまとめるべく、学識経験者や高齢者、障害者のほか、市民、公共交通事業者らで結成された協議会を昨年8月に結成。さらに地元自治会を中心に、実際に街を検分するワークショップを開催し、協議会、ワークショップ、両機関から出た意見を集約したものが今回の素案となった。

3エリアの回遊性にも

 素案では、「橋本駅を中心に施設が集積しているエリアへ安全に安心して移動できるようにすること」、また「エリア内の施設の回遊性に配慮した効果的・効率的なまちづくりを行うこと」が基本方針となる。具体的には、サン・エールや橋本郵便局等が位置するエリア、駅前エリア、アリオ橋本等のエリアの3エリアのバリアフリー化を進め、かつ回遊性・連続性を高めるための経路の確保とバリアフリー化を目指す形となる。

 実現に向けて、今後実施事業として挙げられているのは、歩道の勾配の改善や段差の解消、視覚障害者誘導用ブロックの設置など、全部で54件。これらの事業は10年計画で進めていくとしている。

 今後は、4月15日から5月16日まで実施するパブリックコメントで市民の声を集め、そこで出た意見を踏まえて、今年7月に策定協議会を開き、8月には策定・公表していく方針だ。

 橋本駅周辺の利用者は、このバリアフリー化の動きに対し、「街全体がそうなるのは良い」「そうなるなら、もっとPRした方がいい」といった声が挙がっている。


 

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