1学期がスタートして3ヵ月。新入生も学校生活の気の緩みから、登下校時の事故や怪我にあたり、さらに不審者情報なども相次いでいるという。そうした中、緑区内では、登下校時に保護者、地域が一体となった見守り活動を強化する小学校が増えている。また市教育委員会でも非常時の対応についての案をまとめ、各学校へ通知を行うなど、子どもたちの安全を守るための活動が各方面で広がっている。
「新年度が始まり、夏休み前のこの時期は注意が必要。また不審者情報もこの時期は増えてくる」と、話す相模原北警察署。特に、登下校時の交通量が多く、また人の通行量も多い橋本エリアは、区内でも交通事故の発生率が他のエリアよりも高く、大人に限らず子どもが巻き込まれるケースも多いという。
そうした中、橋本小学校では先月27日、PTA、保護者を対象にした交通安全教室を実施。95人が参加した同教室では、相模原北警察署の指導のもと、交通事故防止対策、登下校時の交通誘導の要領、自転車の乗り方などの講習が行われ、日々の実践に役立てられている。
また、旭小学校でも、保護者を中心に放課後の児童たちの活動を見守る活動を行う「旭見守り隊」を結成しており、この春には地域の自治会から数多くの人が参加。登下校時に、付き添いなどの活動を行っている。中島校長は「地域の人たちによって守られているという感謝の心を忘れないでもらいたい。逆に地域の中でできることをしていければ」と話している。
各学校に非常時の確認書も
市教育委員会では、非常時を想定し、対応策を盛り込んだ確認書を初めて市内の各学校へ通知。確認書には、集団登下校の実施や保護者への通知、児童・生徒たちへの告知などが盛り込まれている。さらに、教育委員会自身でも、警察や消防への協力要請、市の危機管理室を通じて各部署と連携して対応していくという。
子どもたちの安全を守るため、学校・保護者だけでなく、垣根を越えた地域連携が広がっている。
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