極真空手 布目愛美さんが世界2位に 技術が評価され技能賞も獲得
10月15日に行われた「2011極真空手中国上海国際空手道大会」の女子軽量級の部に、日本代表として出場した緑区長竹に道場を構える誠心会に通う布目愛美(25)さんが、見事準優勝に輝いた。併せて全ての階級の中から、最も技術が高かった選手に贈られる『技能賞』も獲得する快挙を成し遂げた。
同大会には、日、中、韓などのアジア各国や欧米など20数ヵ国から強豪選手が集結。中でも中国からは地元で開催される最大の空手大会とあって、5千人以上の極真会員の中から選ばれた猛者が出場した。
布目さんは、これまで日本国内の大会で数多くの優勝経験を持ち、日本屈指の女性極真選手として、招待選手で出場。優勝候補に挙げられていたものの、実戦は約2年4ヵ月振りということもあって、スタミナ面やメンタル面で多少の不安を抱えたまま臨んだ。
それでも、決勝までの4試合を危なげない試合運びで勝ち進み、決勝では中国の選手と対戦。完全アウェイの雰囲気の中、延長までもつれる接戦の末、僅差の判定で惜しくも敗れ、準優勝という結果になった。しかし、敗れはしたものの出場選手の中から、最も技術が高かった選手に贈られる『技能賞』に選ばれた。
布目さんは「久しぶりの大会でしたが、準優勝よりも技能賞を獲得できたことには感激しました。来年開催される世界大会に向けての良い弾みにもなりましたので、今後も精進していきたい」と話している。
同大会には、津久井高校の鈴木翔太初段(17、中野在住)も出場し、初の世界規模の大会ながら2回戦まで進出。誠心会の布目昌夫代表も特別来賓として招待され、中国政府より貢献賞を受賞した。
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