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医療レポート 11月から新生児集中治療室を再開 地域の周産期医療への貢献を目指す
「相模原協同病院」(高野靖悟病院長)は、県北・多摩エリアの総合病院として、長年にわたり地域中核病院の役割を担ってきた。
その同院では、2006年から閉鎖していたNICU(新生児集中治療室)を11月から再開する。
現在、県が地域医療の充実を図り、推進する「地域医療再生計画」の医療体制強化分野の一つに、小児・周産期医療が挙げられる。同院では、その計画に合わせ、大幅に施設を改修。先端機器を備えたNICU6床と、継続保育室(GCU)6床で再開、新生児・急性心疾患搬送用のドクターカーを導入することとなった。
年々分娩数が増加し、年間約419(2009〜11年度平均)の新生児が誕生している同院の産婦人科。今回のNICU再開、ドクターカーの導入によって、同院で出産する妊婦とその家族に、より安心で安全な医療を提供し、地域産婦人科医院との連携も図っていきたいという。また、重篤、手術が必要な新生児には、地域基幹病院である北里大学病院と連携をとり、地域の周産期医療の円滑な運営にも貢献していくことも目標に掲げる。「新生児の状態が早く安定するよう治療に努めるのはもちろん、『家族とふれあうNICU』をテーマに、新生児とご家族が少しでも和み、居心地の良いNICUを目指していきたい。退院後も、新生児の発育発達を定期継時的に見守り、ご家族も含めた育児サポートを行っていくように努めていきます」と狐崎雅子医長は話している。
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