相模原協同病院 「周産期医療の現状知って」 医師・助産師が講演
全国的に医師不足等の問題によって産科・小児科医院が減少傾向にある昨今。橋本の総合病院・相模原協同病院(高野靖悟病院長)では11月から、同様の理由で閉鎖していたNICU(新生児特定集中治療室)を再開させた。同院では、現代の妊婦と出産、地域の周産期医療の現状を知ってもらおうと公開講座を企画。11月29日(木)に杜のホールはしもとで開催する。
神奈川県の地域医療再生計画によれば、県内の分娩取扱件数は2006年から2009年でわずかに増えており、小児人口も増加。それと比例して重症・重篤な小児患者数も増加していることから、NICUなどの整備強化の必要性を訴えている。
その計画と共に、妊婦の高齢化に伴うハイリスク出産への対応、地域ニーズの高まりを受けて、相模原協同病院では、医師不足等により2006年から閉鎖していた産婦人科を2008年に、NICU(6床)等を今年11月に再開させた。これによりNICUを備える市内の病院は、北里大学病院(18床)、社会保険相模野病院(12床)に次いで3院目となり、今後互いに連携を取りながら地域の周産期医療に努めていくという。
公開講座では、そうした妊婦や出産、周産期医療に焦点をあて「小さないのちをまもるため〜小児・周産期医療の現場から〜」と題し、同院の医師や助産師による現場の声を紹介する。午後5時半開場、6時開演。参加費無料。希望者は直接会場へ。詳細は同院【電話】042・772・4291へ。
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