昨年12月に開催された第12回神奈川県高等学校「器楽・管弦楽演奏会」(主催=県高等学校文化連盟・県教育委員会)で、県立相模原高校マンドリン部が教育長賞に輝き、全国高等学校総合文化祭(8月3、4日、長崎ブリックホール)への出場を決めた。同部の久保毅晃部長(同校2年)は「指導して頂いた先生や先輩方への感謝の心を忘れずに県相の音色を届けたい」と意気込んだ。
イタリア発祥のはつ弦楽器マンドリンを中心に合奏する「マンドリン部」がある高校は少ない。県内公立校では同校が唯一だ。そのため入部当初は、マンドリンに触れたことがない上、楽器の演奏経験さえもなく、楽譜の読めない部員もいるという。指揮者の松本純さん(2年)もその一人。教室の隅でぎこちなく練習する一年生に目をやり「まさにあんな感じでした」と話す。
生徒自らが考え、地道な練習を繰り返し、全員で創り上げていくのが、同部のスタイル。自分のパートを弾くだけで精一杯だったところから、一人ひとりが全体を見る意識を持てるまでに、大きく成長した。「さらに練り直し、演奏したい」(松本さん)。
半年後の全国へ。部員一丸で最高の合奏を届ける。
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