城山自治会員の念願だった「城山自治会館」(緑区城山2の4の54)がこの程、完成した。同会館は、圏央道城山トンネルからわずか3mという上部空間に位置する、全国的にも珍しい公共施設。周辺にはゲートボールなどに利用できるフリースペースも設けられており、幅広い有効活用が期待されている。
12自治会で構成される城山地区自治会連合会に所属する「自治会法人城山自治会」(415世帯加盟、山下利麿会長)。同会がこれまで利用していた都畑自治会館は、地域の北西部に位置。会員には通うのに、40分以上要する人もいて、「会員には移動困難な高齢者も多く、安全・安心の地域づくりの拠点施設となる自治会館をもっと便利な場所に」と、新しい会館の建設が懸案課題としてあがっていた。
そうした中、圏央道のトンネル工事が進む上部が地域の中心に位置。トンネルの真上と全国的に珍しい立地となるが、413号にも接し、利便性も高いことから、安全性を確認して、建設を2009年4月に市に提案。行政、建設業者等関係者に協力を仰ぎ、昨年10月から建設工事が進められてきた。
完成した施設は1階建てで、建物延べ面積約270平方メートル。室内には78・66平方メートルと25・67平方メートルの2つの集会室、事務室、3つの倉庫、給湯室、トイレなどが設置。外には老若男女が使えるフリースペースの他、35台分の駐車場が用意されている。
17日に開館式
高部博緑区長等、関係者地域自治会員ら約100人が参加して、待望の開館を祝った。山下利麿会長は式の中で「多くの方々の協力により開館の運びとなりました。ここは、場所的に自治会の真ん中に位置し、利便性が上がりますので、今後自治会活動の中心となるよう有効活用していきたい」と話していた。
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