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さがみはら緑区版 公開:2013年11月21日 エリアトップへ

市内で洋画家として活躍している 鈴木英子(えいこ)さん 中央区上矢部在住 67歳

公開:2013年11月21日

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生涯現役アーティスト

 ○…デフォルメされた少女や動物、生い茂る植物をモチーフに幻想的な世界を油彩を使って描く洋画家。弱肉強食の現実世界ではあり得ない、人とさまざまな動物が対等に共存している世界を描くことで、人を含めたすべての生き物が安心して生きていける楽園を表現する。現在、相模原市民ギャラリーで展覧会を開催している。

 〇…最初は、「玄関にバラの花の絵でもあれば」と始めた趣味の一つだった。幼い時からよく絵を描いていた訳でもなく、小・中の授業以外で美術を専門的に学んだ経験もない。あくまで趣味として絵画を楽しんでいた。そんな時、40代半ばにして、参加していたカルチャー講座の講師に勧められ、100号(はがき約100枚分)サイズの作品制作に挑戦。その矢先、大病を患う。苦しい治療が続く中、それでも絵を描くことはやめなかった。制作に集中することで、治療の辛さを忘れられ、精神を安定させることができた。手をかけて育てたわが子のような作品に、日の目を見させたいという一心で作品を死にもの狂いで仕上げ、100年の歴史を持つ美術家団体、光風会の作品展に出品。初入選を果たした。

 〇…根っからの幹事気質。同じ画家の仲間同士で集まる時には、会場の手配や予約など幹事役を頼まれ、役目を全うする。その場がしらけないよう徹底的に盛り上げる。「もともと、お酒を交えて、ワイワイガヤガヤするのが好き」。そんな彼女の周りには、自然と人が集まってくる。

 〇…「死ぬまで現役でいたいわね」。一日でも長く、一枚でも多く絵を描いていたい。病気療養中は苦しかった制作活動も今では、楽しくて仕方がなく、自己表現の一つとなった。自身の絵を見てくれる人には生命力のエネルギーを感じてほしい。今度は自分が生死の淵をさまよったからこそ伝えられる、生きることの素晴らしさや元気を、絵画を通して人々に与えていく。
 

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